私が合氣道を知ったのは、藤平光一先生のお宅にラジオの修理にお伺いしたときでした。先生のお父様より合氣道のすばらしいお教えをお聞きし、病弱だった私は、「合氣道を修行したい」と思いました。
昭和29年、藤平光一先生がハワイよりご帰国され、ご自宅でご指導されていた合氣道を広く普及させる為、県都宇都宮市で稽古できるように市の古沢助役さんが中心となり、同年9月に山浦道場をお借りして合氣道の稽古が始まりました。11月には宇都宮警察署の二里山道場に移り、翌昭和30年4月には古沢さんを支部長に、栃木県合氣会を結成、私も入会しました。
昭和47年12月から建築に取りかかっていた自宅を、翌年9月に完成させ、藤平先生より「心身統一合氣道会 誠心館道場」として認可をいただき、栃木県支部および栃木県支部長を拝命いたしました。
氣の研究会創設期は、将来の発展を目指し、栃木県支部の指導者が一丸となり県内各地に指導できる場所を探して、昼夜を問わず奔走しておりました。
千年の巨樹、大木は、苗木時代に将来が出来ると申します。誠心館道場開設時、子供クラスに力を注ぎ、同時に指導者の育成に励みました。
藤平光一先生が確立された「氣の原理」、「心身統一合氣道の教え」を実践し、正しき道を説き、一人でも多くの立派な人間を育成することが、私に課せられた責務と心得、斯道発展に前進する覚悟でございます。
誠心館 館長 押久保 年古
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誠心館館長 押久保 年古七段
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